今日はネカフェで少年のアビスを全巻読みました。続きが楽しみです。主人公の無気力で中身のないブレブレで流されやすく自分が無い感じが凄くよかったです。そして家庭や周囲の環境、そして未来に絶望しているところ、自分でどうにかしようという考えがなく行き当たりバッタリで他人に依存しているところ。学生時代に読んでいたら主人公に自分を重ねて暗い気分にされていたかもしれません。
私の学生時代もこんな感じだったなあと思うところもあればシーンによっては大袈裟ですが、フラッシュバックしました。ただ読んでいて主人公について思うことがあるとすれば、どうか報われて欲しい、自分を不幸にする環境から逃げて自分自身の人生を踏み出して欲しいと思うことでした。
そして子育ては洗脳と紙一重だなと読んでいて思います。私も親の言葉で苦しめられたり、妄信していた事、何をしても馬鹿にされたり、兄弟のいざこざのサンドバックにされたこともあります。そしてそれを甘んじて受け入れていていました。
本題からそれましたが毒親の影響と連鎖、田舎の陰鬱で閉塞感溢れる人間関係、それに振り回される子供達。登場人物でまともな人間が1人もいないのが個人的に大好きです。個人的におススメです。続きが待ち遠しい～。
書いていて思った事ですが、web小説の「絶望の世界」を彷彿させる内容ですね。これも結構おススメです。メンタルに気を付けてお読みください。
